パレスチナ-沖縄-福島 国際連帯フェスティバル

写真:髙橋美香
写真:髙橋美香
左は足立正生監督、中央は日本生まれ育ったお孫さん。コスチュームがお似合いです
左は足立正生監督、中央は日本生まれ育ったお孫さん。コスチュームがお似合いです

10月28日なかのZEROで開催したフェスティバルに参加。

足立正生監督からのお招きで、パレスチナから世界的なラッパー、MCGAZAと仲間を中心に音楽で連携しようというもの。日本からもラッパーやミュージシャンが数多く参加。

MC GAZA(Ibrahim Ghunaim)プロフィール
パレスチナ人、31才。現在、北アフリカ〜欧州ツアーを展開中。13才の頃の彼は聖戦戦士になり、イスラエル占領軍と戦おうとしていた。だが、偶然、ラップのコンサートと出会って心が大きく転換する。

イベント公式ページより転載https://greatreturnmarch.org/artists/mc-gaza/

中東の古典楽器、ウードも登場。一気に中東の世界になりました。ウードは琵琶に似た形で、ピアノの原型とも言われています。中国にいくと楊琴(ヤンチン)になりますね。楽器を見ても、シルクロードを伝わってアジアに文化が届けられたことがわかります。そういった意味でも、この「世界連携」は意義あることでした。


世界の難民、4人に1人がパレスチナ難民                   会場では写真家の髙橋美香さんの写真展がありました。どれも人々が行き生きとしています。

写真:髙橋美香
写真:髙橋美香

 

1948年、イスラエルの建国宣言を受けて第1次中東戦争が勃発しました。200以上の村が破壊され、70万人以上のパレスチナ人が故郷と家を失いました。これを、パレスチナでは「ナクバ」(破局)と呼んでいます。周辺諸国に逃れたパレスチナの人々は、以来「故郷への帰還」を切望しながら、70年にわたり難民として生活してきました。

 

当初70万人だった難民は、避難先で三世代、四世代目となり、今や約500万人に達して世界で最も大きな難民グループとなっています。UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)が発表している世界の難民総数およそ2,000万人に照らすと、実に4人に1人がパレスチナ難民です。(パレスチナ子どものキャンペーンより転載https://ccp-ngo.jp/palestine/refgees-information/


会場で俳優の大久保鷹さんと一水会の鈴木邦男さんにバッタリ会いました。鈴木さんは今年7月に開催した、自由と生命を守る映画監督の会主催のシンポジウム「映画監督と時代」『新たな戦前が始まったのか』に参加して頂き、お久しぶりでした。

大久保さんは映画「棘」の語りをお願いしました。この日は、平林猛プロデューサーから著書「棘男」のサイン本をプレゼントされました。

これから12月公演の演劇の稽古に入るそうです。頑張ってください。