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老人介護残酷物語・施設民営化の波

~さいたま市・老健・グリーンヒルうらわの廃止問題~

4.14東京新聞 TOKYO Webより借用
4.14東京新聞 TOKYO Webより借用

まさに寝耳に水・・・

職員も利用者、入居者も知らなかった「廃止」計画

 

介護老人保健施設などの複合施設「グリーンヒルうらわ」は、

さいたま市緑区の広大な見沼たんぼを見下ろす高台にあり

高齢者が治療し、リハビリを行い、終の住処として

暮らすには最適な場所である。

 

この「グリーンヒルうらわ」は二つの施設からなる

退院した人が自宅に戻れるよう、治療やリハビリを行う

介護老人保健施設「きんもくせい」と、ケアハウス(軽費老人ホーム)「ぎんもくせい」だ。

 

ところが今年3月、

 「きんもくせい」は来年3月、「ぎんもくせい」は5年後に廃止するという話が突然さいたま市からもたらされた。

 

廃止の理由は

「老朽化」と「民間施設が多数あり、公の役割は終わった」「経営不振」

というふざけた理由だ。

しかし、昨年半年以上かけて外壁を塗装し直し、エレベーターも直した。

 

それで「廃止する?」

 

 

 

「建物は壊さない、利用者は出ていけ」という

「民営化」の筋書きである。

 

これはさいたま市だけの問題ではない。

近県では、千葉県船橋市、群馬県太田市でも同じ問題を抱えている。

今、全国に民営化の波が押し寄せ、

民間ともなればケアハウスでは30万円ともいわれる高額の賃料を

払えない人々を見捨てることになる。

 

全国でうごめく老人介護施設の民営化を阻止し

税金、消費税、介護保険料を福祉に使わせよう!

                             2024年4月17日

 

 

                      平林 猛 藤山顕一郎 杉浦弘子

 

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経営不振!というけれど。

建物はさいたま市。経営は社会福祉法人さいたま市社会福祉事業団。

介護職員、事務員含め職員は850名もいる。

 

事務員の多いこと。そこをなんとかしなさい!

 

住所「グリーンヒルうらわ」

埼玉県さいたま市緑区馬場1-7-1

048-875-2000

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3.11を忘れない

東日本大震災の記憶を永遠に伝えたい

この写真は、震災直後、港にほど近い高台にある女川町立病院から撮影したものです。

左側が港、この山の左向こうに女川原発があります。

 

石巻の中心部から地盤沈下により冠水した道路を走りながらたどりついた女川は

想像を絶する光景が広がっていました。

ビルは転がり、家々も人も消えていました。

海岸から17メートルの高台にある女川町立病院も津波に襲われました。

 

この17メートルもある高台に津波はこないと

どのくらいの町民がここに避難してきたことでしょう。

この写真を撮影した場所は、病院の海側で風景を見渡せるようになっています。

 

ここで人々は町が津波に吞み込まれていく様子を見守っていました。

しかし避難した人びとは、すぐに津波の恐ろしさ知ることになります。

 

病院裏手にあるスロープのような道を、津波が一気に駆け上がってきたのです。

1階にいた医師や看護師は患者を2階へ移動させ、なんとか難を逃れました。

 

人びとも病院の裏手にあるもっと高い場所に移りました。

 

病院の1階部分まで津波が来るということは、ゆうに20メートルの高さまで

津波が襲ったということになります。

 

被災者支援や取材含め数回石巻、女川、南三陸、東松島を訪れました。

「大人たちを悲しませたくない」という子どもたちの精一杯の笑顔も、海の向こうから黒い波が押し寄せ、倉庫の屋根に飛びつき、なんとか命をつないだ人の話。津波に3キロも流されて生還した人の話・・・10年以上経っているのに忘れることはありません。

 

                                                                        2024年3月11日

 

                      平林 猛 藤山顕一郎 杉浦弘子

 



新日本の風景

ー国民保護訓練という名の戦争動員訓練ー

これは日本?。

バスはどこかで観たカラー。だとすると京浜急行。

ここは神奈川県横須賀市。

‥日本の街のど真ん中恐ろしい風景が展開している。

これは2月6日に行われた「令和5年度神奈川県国民保護共同実動・図上訓練」の風景である。

実質的な「戦争動員訓練」である。

とにかく戦争を知らない人間にとって街を装甲車が走り

銃を構えた兵士の姿は

恐怖を覚え、具合が悪くなるのだ。

 

大昔、韓国金浦空港での入国審査の際

兵士たちが銃を携えている風景を見て卒倒しそうになった記憶が蘇る

休戦中の韓国では当たり前の風景だが

日本では馴染まない

 

〇訓練はこんな想定・・

不審船が横須賀に着岸し、武装した不審者が複数目撃されたとの内閣府による

 

〇実施された場所は・・・

神奈川県庁、横浜市役所、横須賀市役所、関東学院大学横浜・金沢文庫キャンパス、横須賀市北体育会館 等

《以下は反対運動市民が県や市に対して中止要請した内容》

 

①自治体が国の言いなりになる「自治法」改悪の先取りとして

 自治体に市民労働者を動員させ、

 

②市民の朝鮮・中国に対する恐怖心と敵意と差別感情を

 増長させる事で戦争を受け入れる空気を醸成し、

 

③住民・民間組織を作って住民一人ひとりを戦争に

 組み込み利用する(かつての自警団、国防婦人会など)、

 戦争への国家総動員体制への地ならし、などを指摘

 

横須賀市だから市民たちに戦争アレルギーはないものと

 

訓練を実施した内閣府もコスイことをする。

こんな訓練、戦争への動きは止めなければならない。

 

                     2024年2月25日

 

 

                平林 猛 藤山顕一郎 杉浦弘子

 

 

    《情報・写真は大行進神奈川のFさんからお借りしました》


駆り出された訓練要員は、神奈川県・横須賀市、横浜市の職員、自衛隊、警察、海保、エキストラたちだ。

それにJR、京急、福祉、医療などが組み込まれた。

・・・費用もバカにならない。

 

それに

普通訓練だったら「非難誘導班」とか「負傷者」とか役割のゼッケン付けるところだけどつけていない。こんなことしても戦争に慣れない。 

ありもしない武力攻撃から国民を守る前に、物価高、貧困から国民を守らなくてはならないのでは?。戦争ネタで経済を回そうとしていること自体ナンセンス。