「棘男2」出版記念会

11.20新宿にて、平林猛著「棘男2」出版記念会が行われました

11月20日(土)新宿にて、「棘男2」の出版記念会が行われました。

ゲストには、大家壮一賞受賞作家の橋本克彦氏、国際暗黒プロデューサー康芳夫氏、「棘男」「棘男2」出版社展望社社長唐澤明義氏、昭和女子大学環境課デザイン学科 客員教授の渡辺教子(元ベネトンジャパン取締役)氏、コピーライターの福田マリ氏、NHK関係者などなど、多くの皆さんが集まり、出版を祝いました。

司会は、日中商会代表の吉居憲治さん。皆さんへのお土産は「棘男」「棘男2」2冊セットと紅白の饅頭でした。     会場となった全聚徳 新宿店は本店は北京です。この店の支配人が「棘男」を購入してくれていたのは驚きでした。急遽「棘男2」に平林さんがサインする場面も。中国にも知られている「棘男2」でした。

写真左下:橋本克彦さん 右上:康芳夫さん 右下:渡辺教子さん


評伝「棘男2」独白 絶賛販売中!

平林猛 著

大変お待たせ致しました!待つこと2年!平林が10月に武建一委員長に独占インタビュー。拘置所内のこと、この度の弾圧、司法の腐敗などなど赤裸々に語っています。書店、映画上映会、各集会などでお求めください。

昨年5月1日、「棘」の著者平林猛がメーデーの帰りに転倒、緊急入院。脳挫傷。

 

「武さんが出てきたらインタビューして『棘男2』を書く!」と言っていた矢先の出来事だった。

 

 

回復は見込めないというほど重いものだった。

記憶、文章を書くことは望めない、そう医師から告げられた。

 

そして武建一委員長が解放される。

そこから平林猛の怒涛の生還劇が始まる!

そして奇跡が起きた。パソコンで文字を打てるようになったのである。しかも文章を!

 

「武さんに命をもらった!」とこの1年間、筆を折らず、命をかけて執筆してきたのが「棘男2」である。

武建一委員長、関生の皆さん、そして協力、支援頂いた皆さんに感謝します!

 


9月23日船橋・千葉上映会「棘男」「棘男2」販売して頂きました

8.14東京上映会での「棘男2」販売の様子です。お陰さまで完売しました!


◆メイキング写真◆ 撮影 亀村桂宏

⇑ポスター写真撮影終えて記念写真を撮り

 ました。

⇐少しにこやかな表情のカット

 


⇑「棘男2」の想定が出来上がった日。右、浅葉克己先生、右から三人目が展望社の唐澤社長。

⇐コメダ珈琲で扉の検討





評伝「棘男」労働界のレジェンド武建一

平林 猛著 (展望社)



ジャーナリストの平林猛が武建一の評伝を書いた。平林と武とは1歳違い。生まれ育った場所は違うが、戦争を掻い潜ってきた同じ時代に生きている。

父は羽田の船大工。東京湾の魚だけでなく海苔をとるために海苔船なども作った。もともと現在の羽田空港の中で暮らしていたが戦時中24時間以内に空港の外への退去命令が下り、東京湾の入り口に移転させられる。無謀な時代だったんだなぁとつくづく思う。平林は父の後は継がず、講談社の週刊現代の記者になる。政治家、スポーツ選手、芸能人、はたまた熱海温泉の女将特集など、切ったハッタの世界で生きてきた。そんな平林が、昨年8月武委員長が逮捕勾留されたことを聞き、何度も大阪地方裁判所の公判を傍聴し、大津地方裁判所にも出向き取材。病に倒れながらも一気に書き上げたのがこの本。「評伝」ですからね、著者が武建一について思うことを思いを込めて書いたもの。


評伝「棘男」

労働界のレジェンド武建一

 

著者:平林 猛 

出版社:㈱展望社

装丁:浅葉克己(アートディレクター)

 

編集:岩瀬正弘

 

デザイン:桂澤 源(浅葉克己デザイン室) 

 

定価:2,200円(消費税込み)

 

出版の問い合わせは展望社03-3814-1997へお願いします。

https://tembo-books.jp/

著者、平林猛のプロフィールにつきましてはWikipedia参照お願いします。

https://ja.wikipedia.org/wiki/平林猛

 


著者近影。これは5月15日の座り込み集会。右手の白いジャケット、赤い帽子が著者。この日は8名の組合員の公判の日。労働組合関係者だけではなく、沖縄辺野古基地移転反対の市民グループなど、多くの支援者が集まった。


《ちょっとコラム》

裁判の初取材。法廷内でなく、裁判所の敷地内ではカメラはOKかな?と思って敷地内でカメラを回していたら係員が、すごい形相で飛んできて、注意を受ける。しかもテープは消してください。と言われたので「テープ?・・はい」と答える。また取材の腕章も取るように言われた。法廷内は、ハチマキ、プラカードとか表示するものは禁止。アメリカの法廷のようにカメラOKになると良いのですが。そんなところから日本の裁判の流儀を学びながらの取材。でも、傍聴席の抽選の会場及び抽選結果を待つのは芝生の上。シロツメクサが小さな花をつけていて、強面のお兄さんがたも、ちょっと和んでいる様子。中の緊迫感とは異なり、のどかなひと時でもある。(杉浦)


左、著者平林と唐澤社長
左、著者平林と唐澤社長

東京都文京区にある出版社「展望社」。本と書類に埋もれて打ち合わせ。客が座るところはない。といより正面のソファは昔は座れたが、今は本や書類が座っている。なんとか押しよけて座る。こんな雑然とした出版社は落ち着くので好きな場所である。唐澤社長は83歳。この「棘男」の話をし、小さなパソコンで、映画のデモをじ~っと1時間見続けて、即出版を決定して頂いた。とても有難い。それに、10月17日の大阪上映日には出版したい旨を話すと、すぐに編集者に連絡し、スケジュールを組む。1か月たらずで出版することは不可能だと思っていた。しかし、唐澤社長の行動力と編集の岩瀬さんの超人的な仕事ぶりは、それを可能にしてくれた。


著者平林と浅葉先生仲良し
著者平林と浅葉先生仲良し

浅葉克己デザイン室にて。青山にあるこのオフィスも好きな場所。浅葉先生の作品はもとより蔵書の数々。大きなテーブルには、浅葉先生とアンディーウォーホルと一緒に写った写真や、中国の兵馬俑のフィギュアなどが置いてあって楽しい。先日はマカオの芸術祭に招かれたお話で盛り上がる。マカオはカジノ王、スタンリー・ホー氏を以前取材したことがあり、その芸術祭もホー氏の娘さんが主催者だとか。ちなみに先生が来ているブルーのシャツは、南青山にできたイッセイミヤケの新しいメンズグランド「オムプリッセイミヤケ」(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)」。ロゴを作られた。お似合いである。

宣伝ではありませんが「オムプリッセイミヤケ」(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)」のロゴ。が、とてもかっこいいので掲載しました。

 

 

webもカッコいいです。https://www.isseymiyake.com/hommeplisse2016aw/