3.21千葉・動労千葉上映会


第19期労働学校 3.21公開講座 ー関西生コン支部支援 映画と講演の集い

映画『「棘」~ひとの痛みは己の痛み。武建一』

 

 

この日は、動労千葉の労働学校の19期の最後の授業として「棘」が上映されました。そして卒業式。なんとも大切な日に「棘」を上映して頂きました。 

 

◆会場:DC会館/会議室  千葉市中央区要町2-8 DC会館

◆主催:国鉄千葉動力車労働組合

◆時間:13:00~《「棘」上映会》

 

・・・・・・・・皆さんからのメッセージ・・・・・・・・

田中康宏さん(動労千葉顧問)

今、人間が生きてゆく条件が潰されているという現実。新柄ウイルスコロナでの医療崩壊など、それが明るみに出ただけ。現実に現場で労働者がどういう目にあっているのか医療、学校、鉄道、公共サービスすべての部門からつかんでいけば、新しい労働運動の出発点になってゆく。香港の闘いの中から50の労働組合が出来た。ひとつは1万2千名の医療関係。組合を結成してすぐにストライキで病院を止めた。すべての現場から労働者が立ち上がってゼロから作り上げていくという闘争をしなければ変わらない。

金元重さん千葉商科大学教授)この労働学校の講師を10数年務めた。現場で闘って、修羅場をくぐってきたことに胸を打たれる。この時期に弾圧に反対する上映運動を広めていくことはアピール度も高まるし、是非、全国で上映会を開いて欲しい。千葉動労との付き合いはながく、良いところはリーダーたちが今の情勢などについて勉強熱心なところ。武建一さんも非常によく勉強されている。闘いは、理論や歴史や情勢分析抜きにしては成り立たない。韓国の労働運動も紹介された。

杉浦弘子「棘」監督

映画を見た方からよく「この映画には闘うシーンがない!」と言われる。この映画は、反骨の人武建一さんの人間を描いたものでファジーでファンタジー。闘う場面はほとんど出てこない。関西生コンの方や「棘男」の深い解説があって、双方があればより理解が深まると思う。

平林猛(「棘」プロデューサー)

奄美大島での上映会で武委員長に間違われた。武さんの影武者になれる。という話に会場は大爆笑!

また、病気で入院中にこの「棘男」を書き上げた、きっと武委員長が私に書かせたのだ!この弾圧は決して許されるものではないと平林。

会場入り口ではアルコール消毒。そして会場の窓を開けての映画上映。少しブラインドがパタパタしましたが、万全を期して。上映終了後に労働学校19期の卒業式と懇親会があり、楽しい一日を過ごさせて頂きました。

 

 

★写真提供:一般合同労働組合東京西部ユニオン

           執行委員長 吉本伸幸さん

      群馬合同労働組合

           執行委員長清水彰二さん