映画「棘2」をご覧になった皆さんから「武さんみたいな委員長がいてくれたらいいのに!」という声が数多く聞かれました
3月13日「棘2」上映会が冨山市で行われました。
3年越しの企画です。棘上映会実行委員会のお一人中川美由紀さん(不二越による強制連行・強制労働に対する第2次訴訟を支援する北陸連絡会事務局長)とは3年前に大阪地裁での関生裁判傍聴時に冨山から関生支援に来られたところお会いしました。その時に「棘」を冨山で上映したいというお話がありました。念願の上映会です。
●会期:2022年3月13日(日)
●会場:冨山総合福祉会館サンシップとやま
501会議室
●主催:「棘」上映実行委員会
3年という時間を経ましたが、関生弾圧反対、武建一さんを応援したいという気持ちは変わりませんでした。中川さん始め実行委員の皆さんのお陰で、労働組合、市民グループ、団体職員、一般市民の皆さん、オールとやま、立憲、社民、れいわ、共産まで、垣根を超えて集まって頂きました。
今回の上映会に参加できなかった方のために、追加上映会を高岡市で20日に行います。
詳細は、別途お知らせします。
冨山の多くの皆さんのご協力で実現した上映会です。感謝の気持ちで一杯です。
「棘2」上映前に、実行委員より10分間ほどパワーポイントを使った、「なぜいま関西生コンなのか」とした関西地区生コン支部と生コン業界、生コンについてとレクチャーがありました。
初めて、関生弾圧を知る方にとっては、とても有難く、映画を観る前の基礎知識としてとても素晴らしい企画だと思いました。
会場が55人の定員ですが、コロナ感染対策として30人を想定していましたが、42人のお客様が来られ、関生弾圧の関心の高さが伺えました。
また、映画の中でワッと声をあげたり、笑ったり、武委員長のお話にうなずきながら観て下さったり、とてもリラックスして観て頂けたのは嬉しかっかったです。
映画「棘」と「棘男」を読むと、とても良く理解できると、皆さん「棘男」を購入して下さいました。
アフター上映会
◆世界で一番美しいスターバックスに連れていって頂きました。
富岩運河環水公園内、運河のほとりにあるスタバ。観光シーズンになると船で運河を行き来するクルーズがあるそうです。運河の水をせき止めて、船を進める閘門式運河なので、パリのサンマルタン運河見たいですね~。写真左が中川さん、そして30年前より不二越訴訟活動をされている村山さん。
◆平和労働センターに表敬訪問!
今回、運営をお手伝い頂きました平和労働センターを訪問しました。今、コロナ禍で非正規労働者が解雇されるなどの現状をお話して頂きました。お客様がひっきりなしに訪れる忙しいなかをお時間を頂き、ありがとうございました。
◆株式会社不二越見学
上映会翌日3月14日、株式会社不二越を冨山事業所を見学しました。
主催者の中川さんは、「不二越による強制連行・強制労働に対する第2次訴訟を支援する北陸連絡会」で活動されています。不二越の創業は1928年、切削工具・ベアリング・産業用ロボットなどを作っている会社です。北陸
戦中に朝鮮半島から10歳から15歳の少女たちを半ば騙して連れてきて賃金も払わず、ろくな食事も与えず労働させた悲惨な歴史があります。その上、敗戦後帰国した時に、従軍慰安婦と誤解され、日陰の道を歩まざるを得なかったという二重の不幸にさいなまれました。
不二越による強制連行・強制労働に対する第2次訴訟を支援する北陸連絡会
北陸連絡会は1990年代から会員約200人が私費を投じて戦犯企業の不二越の強制連行・強制労働被害者のための集団訴訟を支援してきている団体だ。不二越は戦犯企業の中でも女子勤労挺身隊を最も多く動員した企業だ。1944~1945年に富山不二越軍需工場に動員された10~15歳の幼い少女だけで1089人に達した。http://japan.hani.co.kr/arti/politics/34285.html
【以下、北陸連絡会ホームページより】
私たちは、戦時中、富山に本社のある工作機械メーカー不二越に朝鮮半島から強制連行され、労働を強いられた被害者たちが謝罪と賠償を求めて闘っている裁判支援を取り組んでいます。日本での裁判は原告が敗訴となりましたが、新たに被害者と遺族が韓国で裁判を起こし、闘いは継続しています。
日本の侵略と植民地支配の責任を追及し、アジア再侵略を阻止するための運動を北陸-全国で展開しています。また、日韓市民交流を発展させ、日韓市民の力で真の日韓友好と平和を構築していきたいと思っています。
【不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会】
https://fujisosho.exblog.jp/
連絡先:halmoni_fujikoshisoson@yahoo.co.jp
北陸の味を満喫させて頂きました!
上映会前日には、中川邸にお招きを受けて、ズワイガニと旬の甘えびをご馳走になりました!とっても新鮮!甘くて、持ち味そのものの味がします。感激でした!それと写っていませんが中川さんが作っている有機野菜ブロッコリーが美味しかった。そして上映会が終わってから実行委員の皆さんと懇親会。最後の氷見うどんが格別でした!
山梨県大月市猿橋に創造空間「土方巽・中西夏之メモリアル猿橋倉庫」があります。もともと絹織物工場だったところを画家の中西夏之がアトリエとして使用し、舞踏家の土方巽の資料を保管する倉庫でしたが、表現の場として、開放中です。まだ、電気関係、照明など整備中ですが、初夏までには完成するとのことです。
この創造空間で映画「棘2」の上映を計画して頂いています。
猿橋は日本三大奇矯で有名ですが、管理人の第二の故郷です。山間に小さな集落がありますが、土地が狭いために開発は行われていません。その為に豊かな自然が残りました。そこで、このような創造的な場が作られたことは、嬉しい限りです。