奄美日和


徳之島出身の井坂秀勝さん

3月6日、西大島での「棘」上映会でお会いした元井秀勝さん。風のたよりで武建一さんの映画があると聞き、いろいろ訪ね歩いてやっと、現場に来て頂けた方。元井さんは、「徳之島出身の方をお映画にしてくれてありがとう」とお礼を言われました。自分の身内みたいに話されていて、やはり徳之島の「結(ゆい)」の精神だなぁと感動しました。後日、「もうネットで取り扱わなくなったから」とご自身の短歌集を送ってくださいました。坂を謳ったものですが、ほっこりしてお勧めの本です。

書名:歌集「坂の光景」 

金額:1,500円(税別) 

出版社:飯塚書店

 

購入ご協力頂ける場合は、こちらまでご連絡ください

≪元井秀勝さん住所≫

〒170-0012東京都豊島区上池袋1-26-4-503

または、飯塚書店03-3815-3805へ。


2.9上映会に向け奄美に行ってきました


《徳之島行》

10日より徳之島へ。

ホテルのおばちゃん。ホテルといっても民宿的でアットホーム。出入口のカギも自分で開け閉め。自分の家のようです。朝食を作ってくれた義久さん。タクシーやらいろいろお世話になりました。

これは、伊仙町にある黒糖工場「徳南製糖」。手作りなんですよ。左のほうで絞って、絞り汁を窯で焚く。むわ~っとした熱気とさとうきびのいい香り。

お母さんと記念撮影。さとうきびの絞りかすを頂きました。トラックは違います。これから絞るさとうきび♪


12月19日から3日間の予定で奄美大島での上映会に向けて映画「棘」のPRを行ってまいりました。雨模様でしたがとても暖かく、ハイビスカスとススキが咲いていました。

あまみFMでおしゃべりしました。ラジオと聞くと悪夢がよみがえります。大分昔、ラジオでメキシコプロレスの話を同僚の吉居さんとすることになっていました。生放送なので寝坊してはいけないとホテルをとり、目覚ましをかけたのですが、目覚めたときには吉居さんの声がラジオから流れていて・・・。要するに寝坊して番組出演をすっぽかしたことがあります。それは、どうでもいいのですが、それでラジオ初体験ということで、緊張しながらも映画「棘」の宣伝をして頂き、本当にありがとうございました。皆さん、やはり武建一さんも、関西生コン弾圧の話も知りませんでした。

19日、ライブハウス「マヤスコ」でのトークイベント。予告編を見てからお話をしました。「弾圧なんで?なんで?」の質問攻めでした。


映画のPRは一休みして、トークイベントに来て頂いた、森さんと江沢さんが運営する認知症カフェ「馬小屋」へ。牧場にはポニーがいますよ。江沢さんは鳥の写真を撮られていて、100枚くらいありますか、エントランスに展示しています。ヤンバルクイナ初めて見ました。


紹介が後先になりました。左写真が奄美上映委員会の佐竹京子さんです。「さげんばな」という大島紬のお店をやっていらっしゃいますが、お店にもポスターを貼って頂きましたが、なんとお店を撮影するの忘れました。帰りは空港まで送って頂きました。いろいろお世話にないました。


奄美新聞の取材を受けました。翌日掲載!松村記者さんありがとう!


「さねんばな」と佐竹京子さん


今年4月に奄美大島を訪ねた時に、ホテル近くの大島紬が置いてある小さなお店がありました。そこが「創作工房 さねんばな」というお店。店主の佐竹さんが、奄美の歴史について語ってくれました。奄美新米の我々にとっては、大変ありがたいご縁でした。

平林プロデューサーと佐竹さん
平林プロデューサーと佐竹さん

そのご縁から、2月9日の奄美での「棘」上映会が実現しました。興味があったのは佐竹さんが手に持っている本「軍政下奄美の密航・密貿易」。戦後8年間アメリカ軍政下では、本土の行き来や通信をも禁止されていましたが、生きるためには鹿児島や沖縄などで商売をしなければなりません。やむなく密貿易をして逮捕される人も。これも戦争の悲劇です。命をかけた密貿易のことを知りたいと思いました。琉球、薩摩、米軍と奄美の人たちは圧政に苦しめられてきました。そんな奄美の歴史を冊子や本で発信し続けている佐竹さんです。

奄美大島に行ったら是非、「創作工房さねんばな」を訪ねてみてください。     奄美空港から市内へのバスの終点、ホテル「ウエストコート奄美」の前です

鹿児島県奄美市名瀬入舟町 http://mytown.s500.jp/sanenbana/index.html


島に投入されたマングースに罪はない


少し前、不思議なニュースがあった。

『奄美大島 マングース根絶目前』

マングースが絶滅の危機になるのかと思ったら違っていた。マングースを絶滅するまで駆除するというニュースだ。

 

40年ほど前に、奄美大島にいるハブやねずみを駆除するために30頭のマングースを放ったという。

しかし、その後、調べてみると、マングースが捕食していたのは天然記念物のアマミノクロウサギ。しかもマングースの数が1万頭を越えたため、環境省は2005年からマングースを本格的に駆除することになった。

駆除を続けた結果2018年にはマングース1頭が捕獲され、絶滅させるためにハンターたちが活動している事実。

人間の勝手な都合で、マングースを増やしたり駆除したりする。

動物であっても「命」を人間が左右するのはいけないことだ。


環境省ホームページより転載
「アマミノクロウサギ」

「アマミノクロウサギ」天然記念物だから食べてはいけない。でも、マングースにねずみとアマミノクロウサギの区別が出来るのだろうか?人間の勝手な思惑でマングースが大島に投入され、アマミノクロウサギを捕食しているからと手のひら返しで絶滅させるってどうなんでしょうか。なにか腑に落ちないニュースであった。

写真:環境省ホームページより転載https://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/amaminokurousagi.html

「奄美大島 マングース根絶目前」

10/29(火) 19:27配信 MBC南日本放送

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-00038900-mbcnewsv-l46