武建一さん生誕祭&トピックス

このコーナーでは映画「棘」をサポートして頂いている

皆さんの情報をお届けしています


80th.武建一さん生誕祭in Tokyo

2022年1月20日(木)関西生コン支部前執行委員長の武建一さんが80回目の誕生日を迎えられました。傘寿を祝おうと各界からお集り頂き、盛大な誕生会が開かれました

武建一さんは若干19歳で、奄美群島の徳之島を出て、大阪の生コン工場で働きます。そして、仲間の理不尽な解雇に遭遇。関西生コン支部を23歳で立ち上げました。それから57年間に渡り、数々の弾圧を受けながらも、労働者の権利獲得の為、また全国で支援を求める労働組合や市民団体、また災害地等への支援を続けてきました。その武建一さんの足跡を称えると共に、今後、ますます健康で活躍してもらいたいと各界からお集り頂き、武建一さんのウオームアップ・パーティーを開きました。


2022年1月20日(木)

会場はアットホームな

新宿のビアパブ「ハイバリー・ホーム・オブビア」

誕生会は16:00~19:00まで。

20日は、まん延防止等重点措置の実施前でしたが自主的に19時までとしました。

 

「棘2」の予告編上映に始まり、

花束贈呈はオカリナ演奏でのハッピーバースデー♪参加頂いた方のトークや祝辞など。また映像では徳之島の「ワイド節」を流すなと、武建一さんと楽しいひと時を過ごしました。

 

武建一さんの評伝「棘男」の著者、平林猛さんが司会進行。ニライカナイ塾では、昨年の秋から2022年1月20日は武さんの傘寿(八十)のお祝いだから、誕生会をやろうと計画。80歳を過ぎると長生きすると言われているので盛大にやろうと平林さん♪平林さん自身も、11月に生前葬を行い長寿を約束した身。集まった皆さんが武さんの傘寿を祝うと共に、皆さんがこれからも益々健康で活躍できるようにと願いを込めて開催しました♪


桜の花をあしらった花束を贈りました♪         バースデーケーキ数字80の蝋燭をふ~   


「棘」「棘男」のビジュアルを担当頂いた浅葉克己さん

日本を代表するアートディレクター浅葉克己さん。映画「棘」のポスターと「棘男」の装丁を引き受けて下さいました。

この日は、武さんの誕生祝いに書のプレゼント。                     3年前、映画「棘」を制作するときに、監督や映像の編集マンに協力を求めましたが「関生=反社」という誤解から、ことごとく断られました。そんな時に手を差し伸べてくれた

のが浅葉克己さんです。武さんが逮捕、長期勾留されたという話に、「助け出してあげなきゃね」と映画ポスターデザインを引き受けてくれました。                            ★この新聞広告は、浅葉さんが作家の椎名誠さんと徳之島に撮影に行ったときのエピソード。武さんも徳之島の話に笑みがこぼれました。

アットホームな生誕祭♪

浅葉さんから皆さんへプレゼント。レアなASABAオリジナルピンポン球


一生忘れることはない!と武建一さん        皆さんに手伝って頂きました♪ 


入り口では、アルコール消毒、検温、ワクチン接種証明書の提示をお願いしました。時々ドアと、裏口のドアを開けて風を通すなど、コロナ対策は万全に行いました。右は、オカリナ演奏してくれた塀和さん。左は「棘男」の書評を書いて下さった伊達さん。

「棘」の語り、俳優の大久保鷹さんが     左から浅葉さん、武さん、藤山監督、足立監督

オープニングコメントを熱読!      

ハッピーバースデーはオカリナ演奏(塀和さん)   左より浅葉さん、武さん、木下さん


参加くださった皆様の横顔!

足立正生さん(映画監督)

足立監督は平林の学生からの友人。映画「棘」には叱咤激励して頂いている。            ◆1939年生まれ。日本大学芸術学部映画学科在学中に自主制作した『鎖陰』で一躍脚光を浴びる。1971年故若松孝二監督とパレスチナ解放人民戦線のゲリラ隊に加わり共闘しつつ『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』を製作。1974年重信房子率いる日本赤軍に合流、国際指名手配され1997年にレバノンにて逮捕抑留。2000年日本へ強制送還。7年後、赤軍の岡本公三をモデルに描いた『幽閉者 テロリスト』で35年ぶりにメガホンを取る

蔵原惟二さん(映画監督)

蔵原監督は、映画「南極物語」を企画、プロデュースした監督です。テレビ番組を一緒に作成してきたご縁。映画界の厳しさを教えて頂いた。この日は伯父の蔵原惟人(1902―1991)さんのお話をされました。1926年ソ連からの帰国後、マルクス主義的な文芸批評等展開。1931年プロレタリア文学の方法論、文化運動の組織化に指導的役割を果たし、ナップおよびコップの理論家として第一人者の位置を占めた。32年検挙されたがのち非転向で出獄。第二次世界大戦後は日本共産党の文化運動の指導者として活躍。


栗原康さん(アナキズム研究家)           

いま、若手政治学者として注目されている栗原康さん。10月9日の「棘2」埼玉上映会の講演で2008年の洞爺湖サミットで反対運動のさなか、4台の関生生コン車が爆音とともに応援に駆けつけてくれ感動した!と栗原さん。武さんに祝いの唄を吟じた。早稲田大学大学院から東北工科大学非常勤講師。アナキズム研究の一環として、大阪にあった田中機械労組など関西系の労働者の自主管理闘争を高く評価、日本の労働組合運動史に一石を投じてきた。最近の著作『サボる哲学~労働の未来から逃避せよ~』(NHK出版)の帯は「万国の労働者よ、駄々をこねろ!」

中原俊さん(映画監督)

20ウン歳の頃からお付き合い頂いている中原監督。ラサール→東大→日活とユニークな経歴。平林が企画し、写真家の荒木 経惟さんが監督した日活ロマンポルノ「女高生偽日記」の助監督をされたことからご縁を頂いている。1作目の「棘」について、映像の意図など指摘してくれた大大先輩です。

1976年、日活入社。鈴木清順、大林宣彦、市川崑、根岸吉太郎らの助監督を務め、映画『櫻の園』(90年)、『12人の優しい日本人』(91年、文化庁優秀映画作品賞)が高く評価されています。日本映画大学教授。



皆さん全てご紹介できませんが、現代労働組合研究会の飯島さん、都留文化大学の後藤さん、元NHKディレクターの皆川学さんはじめ、「棘男」の出版社、展望社の唐澤明義社長、プロデューサーの暮松栄さんほか、たくさんの皆さんが参集して下さいました。

みなさまありがとうございました!!



映画「棘」が結んでくれた縁

冨山・強制徴用被害者たちの自叙伝            「奪われた青春 奪われた人生」日本で出版!

梁錦徳(ヤン・クムドク、90)、金性珠(キム・ソンジュ、92)、金正珠(キム・ジョンジュ、90) 発行:勤労挺身隊ハルモ二と共にする市民の会


一冊の本が届いた。「不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会」からである。差出人は、映画「棘2」のエンディングに登場する中川美由紀さんである。「棘」の撮影を始めて間もないころ、大阪地方裁判所の前でチラシを配っていた。なぜ冨山から来たのか?と聞くと「関生の皆さんにお世話になっているので・・・」と笑顔で答えてくれた。

中川さんは、冨山の不二越という軍需工場に強制連行・強制労働をさせられた女性たちを知り、30年以上に渡り支援を続けてきた。その運動の中で、武建一委員長の声掛けで関生の組合員たち全員で不二越正門前の抗議活動の応援に駆け付けてくれたという。その関生への恩義があって、「人の痛みは己の痛み」を信条とする武委員長の解放を求め、公判に駆けつけたのである。人と人のつながりが感動を呼ぶ。そんなドラマが関生の公判や「棘」上映会で繰り広げれてきた。その中川さんから、多くの人に冨山の徴用工について知ってもらいたいとこの本が送られてきた。

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「奪われた青春 奪われた人生」より転載させて頂きました
「奪われた青春 奪われた人生」より転載させて頂きました

★以下HANKYOREHより本の紹介記事より転載

日帝強占期(日本による植民地時代)に10代前半の年齢で強制労働に苦しんだ被害者たちの自叙伝が日本で出版された。

 「勤労挺身隊ハルモ二(おばあさん)と共にする市民の会」(市民の会)は6日、『奪われた青春 奪われた人生』という題名で、強制動員被害者の梁錦徳(ヤン・クムドク、90)さん、金性珠(キム・ソンジュ、92)さん、金正珠(キム・ジョンジュ、90)さんの自叙伝が日本で出版されたと発表した。出版には市民の会や日本の支援団体「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」、「不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会」が参加した。

(HANKYOREHより一部転載:http://japan.hani.co.kr/arti/politics/41912.html)

不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会」

 

https://fujisosho.exblog.jp/  連絡先メール:halmoni_fujikoshisoson@yahoo.co.jp


関生と連帯して!民衆が希望を持てる運動体を!

関生に対する弾圧についても北陸連絡会ニュースで取り上げている。熊沢誠さんのコメントも掲載。

権力による理不尽な逮捕や拘留、それがはびこっている現実に驚愕すると同時に、関生型運動がいかに権力側が脅えているのかが見てとれる。また日本列島に巨大な民衆のネットワークを作ろう!と呼びかける。

韓国のろうそく革命では5000とも1万ともいわれる小さな運動体のゆるやかなつながりが大きなうねりとなった。小さな運動体でもいい、民衆が希望を持てる運動体を作ろうとしめくくる。

まさに、労働組合や市民運動グループという垣根を超えて、一体となり、大きな波を持つ運動体が、今渇望されている!


1.23「映画監督と時代」のお知らせ

香港民主化運動の灯がまた一つ消えた


新年目前の2021年12月29日「香港の歌手デニス・ホー逮捕!」と衝撃的なニュースが飛び込んできた!

 

ちょうど第8回目を迎える「映画監督と時代」で香港の歌手で民主活動家のデニス・ホーのドキュメンタリー「デニス・ホー~ビカミング・ザ・ソング」を取り上げることになっていた。

その矢先の逮捕である。この日「立場新聞」も6人逮捕され、資産凍結、即廃刊となった。6月「りんご新聞」が廃刊となったばかりだ。香港民主メディアの最大の危機!!

 


 

今回の「映画監督と時代」のテーマは「なぜ日本映画は政治を語らないのか?」。

最近の映画では東京新聞所属・望月衣塑子原作の新聞記者」(2019)が注目を集めた。でもその前は?というと「東京裁判」(1983)ではないかという。それほど、長い間日本映画は政治を語っていない・・。そんな疑問と危惧について映画とシンポジウムを行う。

◆日程:1月23日(日)

◆場所:LOFT9Shibuya(渋谷道玄坂上がって左、ユーロスペース1F)

◆料金:2,000円(映画&シンポジウム)+ドリンク代600円

皆さんの参加をお待ちしております!

 

映画デニス・ホー~ビカミング・ザ・ソング」は・・・

香港ポップス界のスーパースター、デニスホーが、アーティストから民主活動家へと変貌していく様を長期密着取材で追ったドキュメンタリー。 2014年、警官隊の催涙弾に対抗し、雨傘を持った若者たちが街を占拠したことから「雨傘運動」と呼ばれる香港の民主化デモ運動に、香港を代表するスター、デニスホーの姿があった。

 

 《デニスホー逮捕のニュース》

 

https://www.youtube.com/watch?v=zbUrabd2F6E


司会は「誰がために憲法はある」の井上淳一監督、パネリストの一人COME & GO カム・アンド・ゴー」のリム・カーワイ監督。リムさんはマレーシア人で大阪在住。NHKーBSの番組にも出て頂いた。当日はリモート参加予定。他メンバーはチラシ参照



12.22一陽会労働組合ストライキに参加!

関西生コンや動労千葉のような新自由主義を

打ち破る労働運動を作り出す挑戦

東京北部ユニオン書記長の川原さんから、こんなメールが届きました。

「東京・練馬区の陽和病院で22日にパワハラ解雇通告撤回のストライキを行います」

 

東京練馬区の精神科病院である陽和病院で、私たちの仲間である一陽会労働組合が関西生コン支部・動労千葉に学んで労働運動を闘っていますが、病院併設の介護老人保健施設「練馬ゆめの木」にケアマネジャーとして10月1日に入職したNさん(男性)が、「能力がない」と退職強要のパワハラを受けた上、12月1日に解雇通告を受けました。

Nさんは直ちに一陽会労働組合に相談し加入。解雇通告撤回を2週間闘ってきました。

 

昨日17日に団体交渉を行いましたが、経営の翠会は解雇通告撤回を拒否。これをもって一陽会労組は12月22日(水)11時にストライキに突入することを決定しました。当該のNさんと坪井委員長などがストに入る予定です。

 

この闘いは、関西生コンや動労千葉のような新自由主義を打ち破る労働運動を作り出す挑戦です。「関西生コン支援東京の会」の目的を実践する踏み出しにしたいと考えます。(文章一部割愛)

「これは、飛んでいかなくては!」と思いつつ、ストライキは初めて。しかも午後から老健での仕事があり、休めないし・・・と思いつつ、ジョルダンの「乗り換え案内」とニラメッコし、意を決して参加。

 なにしろ初めてのストライキ参加なので「当該の顔は映さないでください」「はぁ?当該って?」のような状態で、ドキドキ、アタフタしていました。

この写真は病院の中庭で集会の模様。背景の建物は老健の居室棟。中からおばあちゃんが手を振ってくれた♪

食堂前の訴え。                       昼時だったので、入居者や患者さんの食事のワゴンが運ばれていく。掃除の人、荷物搬入する人、いろんな人が通ります。

 

坪井さんの言葉の中で、Nさんが「入職された際に、パソコンに仕事で使うさまざまなアプリが入っていなかった」という話に驚きました。「仕事をさせないでいて仕事ができないから解雇する」という経営側の理不尽!

集会後、老健敷地内をデモ行進。そこまでの参加で仕事に向かいました🚌。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一陽会労働組合 坪井静委員長の御礼のメッセージです 12.23

左が坪井委員長
左が坪井委員長
昨日のストライキのご支援、全国から本当にありがとうございました。

 

ストライキ行動には、平日にもかかわらず、同じ練馬の泉陽会労働組合や、東京の労働組合の仲間、学生など40人以上が結集してくれました。「棘」監督の杉浦さんも参加し撮影し発言もしてくれました。
病院中庭での集会で
病院中庭での集会で
 そして、食堂前のアピール、病院中庭での集会、デモ、交流会と全過程で職場からの感動的な合流がありました。老健から新しく参加してくれた人は、「事情は、よくわからないけど、解雇はひどい!」と集会で発言してくれました。また、団交に参加してくれた非組の労働者もデモ後の交流会に参加してくれ、「経営がやっていることは、翠会の理念自身に反している」と語ってくれました。その他にも意識的に見に来て一声かける人などおり、全部で10人にのぼります。
初めてストライキに決起したN組合員も、大変勇気をもらいました!
老健に向かってシュプレヒコール!
老健に向かってシュプレヒコール!
一陽会労組は、月曜から争議行為として「解雇撤回」などのステッカーを院内外に張り巡らせましたが、経営側はスト当日一切近づくこともできず。老健建物一周のデモにはベンチに座る患者さんも「社会を変えよう!」のコールに唱和し手をふりあげてくれたりしました! 文字通り「当たり前の医療介護ができる職場を取り戻す」、患者・利用者さんからも圧倒的に支持されたストライキでした。
辻森事務長は、12月17日団体交渉の際、「来週中には次の団体交渉を行う」と約束したにもかかわらず、その約束を反故にし、年末まで引っ張り解雇強行をはかる算段に入りました!そんなことは、絶対にさせない!
一陽会労働組合は、12月24日、翠会法人本部まで申し入れに直接行く事を決断し、経営責任を追及します。
絶対に、Nさんの解雇通知撤回実現のため、明日からもやり抜きます!
一緒に闘いましょう!
 
一陽会労働組合
坪井  静

 

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東京北部ユニオン書記長川原成雄さんがこんなことを言っていました

 

医療・介護での労働組合ですが、医療については戦前の早い段階から労働運動の歴史があります。

有名なのは68年からの新潟の病院でのニッパチ闘争(夜勤は2人で、月8回まで)です。そして大学闘争の流れで、東大医学部での闘いです。

これらは、看護師の「ナイチンゲール精神」ではなく「看護師も労働者だ」の運動として全国に広がりました。

陽和病院も、そうした流れの中で労働組合の闘いがありました。

 

介護については、ご存じの通り2000年介護保険制度以来ヘルパーの公務員身分がはぎとられ、劣悪で無権利、組合がない文字通り新自由主義に叩き込まれました。

全国的な「介護クラフトユニオン」などはありますが、施設長も含めて組合員とするなど、現場に根差した組合とは真逆です。

 

歴史的蓄積の上に今の一陽会労組がある。だからストだけでなく院内でのデモもできる力関係があるのですね。

新自由主義のもとで最初から多くは非正規・無権利に置かれている介護労働者が組合を立ち上げ広げることには、資本の規制も強く困難が伴います。
だからこそ、地域の医療介護労働組合やユニオンが連携して闘うことで力が倍増します。「業種別」「地域的」の形態を活かしながら、団結と闘いを拡大していきたいと思います。(一部割愛)

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医療・介護現場で闘い続けている一陽会労働組合は、長い組合の歴史と関生が築きあげてきた「闘う労働組合」を実践しています。是非、応援しましょう!



11.28武建一さんの講演会

11月28日(日)、東京神保町の日本教育会館で「11・28東京集会 武建一氏(関生再生委員会 代表)「関生支部大弾圧の中で何が起こったのか ― 関生再生への決意 ー」が開催されました。メインゲストは関生再生員会の代武建一(関生元委員長)さん。ゲストに労働社会学者の木下武男さんです

11・28東京集会 武建一氏(関生再生委員会 代表)「関生支部大弾圧の中で何が起こったのか ― 関生再生への決意 ー」より転載させて頂きました
11・28東京集会 武建一氏(関生再生委員会 代表)「関生支部大弾圧の中で何が起こったのか ― 関生再生への決意 ー」より転載させて頂きました

関西地区生コン支部の元委員長武建一さんの話を聞きたいと、関東周辺から102名もの皆さんが集まりました。窓側通路にも椅子を並べて座っている方もいるほどでした。

会場では武建一さんの本と、武さんの後に講演された木下武男さんの本も完売。

《講演の模様は下記「関生再生」チャンネルにて》

https://www.youtube.com/watch?v=r6NA-48VZ1I

休憩時間の少し和んだ会場です。席は3人掛けを2人に減らしてコロナ対策
休憩時間の少し和んだ会場です。席は3人掛けを2人に減らしてコロナ対策

武建一さんのお話は、関生の弾圧の歴史から、現在の関生新執行部の話などの現状について1時間に渡ってお話しました。ドキュメンタリー映画もそうですが事実を積み上げていけば真実がわかります。批判や追求ではなく「事実」がおのずと語ってくれます。良き方向に実を結んでくれたらと思っています。



動労千葉第51回定期大会に参加して(9月26.27DC会館)

 

「大会に参加してみたらいい」と動労千葉のOBさんに誘われて9月27日、大会2日目に伺いました。ちゃんとした労働組合を見せたかったというのが本心だったのかと思う。「労働組合も知らない、関生も知らない」という頭書きがつくほど、別世界で生きてきた監督への思いやりなのだ。

この日は、幕張、木更津支部ほかの皆さんから、現場の問題点の声が寄せられた。我々一般人は知らないことばかり。「空気と水はただ」という言葉があるが、プラス「鉄道の安全もただ?」とつけたい。       普段当たり前に乗っている電車。その裏で人員削減や移動と闘いながら、徹夜で整備や清掃が行われている現状に驚くばかり。                          錆びて古い車両も新品の車両も同じようにスピードを出すように指示を受ける。それからトイレのついている車両の清掃問題。排泄物は5日でタンクが満杯になるところを9日まで耐えろという・・。その清掃場は幕張にしかなく、他に施設を建てると3億円以上かかる。それで、現場で作業員に廃棄周期を伸ばせという無理を言う。専門用語でトイレ掃除のことを〝便抜きと〝いう。

その他、車両の連結を自動化したために、連結部分が故障しても部品のみの交換ができず、全体をとりかえないといけなくなった。自動化したら費用が増えた。そんなところに金をかけるべきではない。という怒り。他にも鉄道マニアによる情報をもたらされた本部が調査もしないで動いてしまった迷惑な話など、現場は苦労ばかり・・・大会に参加させて頂いて本当に良かった。