10月以降上映会

新着上映会報告

10.16西国分寺上映会からの報告

10.16西国分寺の都立多摩図書館のセミナールームで「棘２」上映会が行われました。遠くは川崎からもお越しの方がおられたとのことで、運営の皆さまに大変感謝申し上げます。

さて、開会の挨拶は、多摩連帯ユニオン根岸病院分会分会長、徳永健生さん、「棘２」上映後には「関西生コン労組支援の訴え」は那須嶺隆さん(ＪAM日本機械工業労働組合書記長）。

「棘２」上映後は、監督、プロデューサーのトークと質疑応答がありました。

杉浦から「全国の皆さんが2年間、待ちに待った人間、武建一さんの素顔をいち早く届けたかった」。平林より「5月1日倒れてから、右半身が不自由になったが、武建一委員長の8年の求刑に激怒し、それまで書いた原稿をすべて捨てて、書き直したものが、現在の「棘男２」。武建一に命をもらった」と語った。

質疑応答では、「コロナ禍での映画制作の困難さは？」の問いに「東京、大阪との行き来ができず、撮影、打ち合わせ、試写ができなかったことが一番困難だった」と。また「メディアのありかたは？」などの質問があった。「千葉、埼玉に続き、この西国分寺上映会は「週刊金曜日」に掲載されている。今後、関生弾圧に関してはメディアを使い、公にしていくことが大切」と監督。

まとめと行動提起は、井上誠さん(11月労働者集会実行委員会・三多摩）。11月7日の全国労働者総決起集会に向けてのアピールを行った。「棘２」開催準備に奔走された運営の皆さん、本当にありがとうございました。

☕ちょっとコーヒーブレイク！

今回「棘２」上映会で尽力頂いた「JAM日本機械工業労働組合」の会社「日本機械工業株式会社八王子工場」が、松竹100周年を記念して山田洋二が監督した「キネマの神様」の撮影地のひとつとなりました。

90年の歴史を誇る国産消防自動車製造会社であり、八王子工場はノスタルジックな建物が「キネマの神様」のロケ地に選ばれました。映画をご覧の際には、沢田研二も良いですが、是非「JAM日本機械工業労働組合」が頑張っている工場を見つけてみて下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=IuaK2ZZvB68

10.17「棘２」堺上映会からの報告

以下「棘２」堺上映会の報告は、関西合同労組泉州支部書記長中川育子さんが寄せて下さいました。思いや過去の話題なども入っていて、とても素晴らしい報告なので、そのまま掲載させて頂きました。ありがとうございました。

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10月１７日、午後２時から堺市総合福祉会館で、「棘２」上映会を行いました。主催は関西合同労働組合。

関西生コン支部武谷新吾書記次長と阪南ブロックをはじめ、２９名が参加しました。関西合同労組の組合員や知人からの声かけで来た人、ビラを見てきた人など、多様でした。司会は、関西合同労組泉州支部長でありSOCというクリーニング工場で職場闘争を闘っている西村美由紀さん。「総選挙が近づいているが、選挙では変えられない。今たいせつなのは労働組合。労働組合は、職場や社会を変え、戦争を止めることもできる」「昨年から堺市で２度関生弾圧を許さない集会・デモを取り組んだ。さらに陣形を拡大するために上映会をすることにしました」と挨拶。

「棘２」は、みんなが集中して見ました。

その後、フリートークの時間を取りました。

武谷さんの紹介で、関西生コン支部が堺市に「不当労働行為企業を放置しないよう」申し入れた際協力してくれた堺市議渕上猛志さんがあいさつしてくれました。今の時代への警鐘として、ニーメラー牧師の言葉を引用されたのが印象的です。

関西合同労組泉州支部の中川が、「２０１７年の関生ストの際差し入れしたが、そのストが威力業務妨害と弾圧された。ともに弾圧粉砕を闘う。陸自１０万の中国への戦争に向けた訓練が始まっているが、JR貨物が自衛隊の戦車を運んでいる。労働組合の問題だ。２０１０年１３９日間もストライキをやって関西一円の工事を止める力

を持った関生支部の現場の闘う力はすごい。こんな組合を放置して戦争はできない。だから大弾圧した。」

「関生が女性労働者の生理休暇やトイレ確保の問題を取り組んでおられることを教えてほしい」と質問して、武谷さんが、「組合執行部に女性３人が入り、組合の取り組みとして取り組み、集団交渉で約束させた」とていねいに答えてくださいました。

関西合同労組南大阪支部の酒井さんが、「映画を見てとても感動した。自分も１１月労働者集会に参加しているが、外から見るとほんとにかっこいいと思った。関生のミキサー車のストライキの映像が出てきたが、生で見たことはないが、かっこいい。また見たい」と発言。阪南ブロックの生コン労働者の方が「弾圧で組合員は減ったが、引き続き頑張りますのでよろしく」と。

続いて関西生コン支部から武谷さんが発言されました。「１０日の組合大会で武委員長が勇退され、新体制になりました。私は書記次長再任です」裁判報告や武谷さんに対して未だ続いている保釈条件撤廃のめどについてなど話され、「再びストライキをうてる組合にしたい。現場の闘いで決着つけたい」とあいさつされました。

司会から１０・２４セクハラパワハラ解雇をぶっとばせ集会の紹介がありました。

最後に、関西合同労組山口幸一書記長から「関西生コン支部の闘いが戦後の労働運動を塗り替えるところまで行ったから弾圧を仕掛けてきた。弾圧に負けず次の闘いに向かっていることがすごい。武委員長もすごいが一人一人の組合員もすごい。関生の歴史と今の闘いの地平をつくりだした。

弾圧を現場でひっくり返すような闘いをつくり上げたい。１１月労働者集会に結集し、弾圧を粉砕し次に行くぞという集会にしよう。関西合同労組は関生とともに闘う」としめくくりました。

アンケートには「明日は我が身、自分のこととして弾圧に立ち向かう人たちを見て胸が熱くなりました」「映画を見て元気が出るようでがんばってほしいです」など。（まだよい感想があります。別の機会に報告します）

終了後、阪南ブロックの方が、２０１７年スト現場へのパンの差し入れを覚えてくれていて、声をかけてくださり、うれしかったです。　　　　　　　　中川

10.9広島上映会からの報告

10.9「映画『棘２」上映会＆広島労働者集会」の写真と一緒にメッセージを頂きました。到着ホヤホヤの情報です！！

『広島上映会は、会場の定員一杯の参加者があり、大盛況でした。

挨拶は、広島連帯ユニオンの宮原亮委員長。

来場者の皆さんからは、『棘』よりも良かった、という方もいました。また、地元でも上映会をしたい、という方もおられました。』来場者の皆さん、運営の皆さんありがとうございました。武建一さんの心の輪がまた広がった気がしました。

10.9映画「棘２」上映会＆広島労働者集会

・・・・「棘2」広島上映のブログができました！是非、ご覧ください！！・・・・

映画「棘２」上映会 in 広島

https://kannamasien-hiroshima.blogspot.com/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・広島で「棘2」上映会を企画して頂きました。10月9日と言えば平和を願い続けたジョンレノンの誕生日です。「Power to the People」この曲には“人々に力を” 「抗議の声を上げよう」というメッセージが込められています。この日、皆さんと声をあげましょう！

10月9日(土）

会場：広島市東区民文化センター　大会議室

第一部：14:00

第二部：15:30

当日の詳細はチラシをご覧ください。

問い合わせ：広島労働交流センター☎070-5521-0897

　　　広島市東区民文化センター

〒732-0055 広島県広島市東区東蟹屋町１０−３１●JR広島駅新幹線口より徒歩東へ約900メートル

10.9映画「棘２」埼玉上映会

俳優の大久保鷹さんの総合司会で始まった「棘２」埼玉上映会。埼玉会館の最高の音響と映像で迫力ある上映が出来たこと会館に感謝！。

さて、今回はアナキズム研究の栗原康さんの講演に期待を寄せて来場下さった方も多く、また、Sajuの心に沁みる歌声を楽しみにしている方、そして関生問題とは切っても切り離せない木下武男さんの貴重なお話など、楽しい時間でした♪

受付を手伝って頂いた、さいたまユニオンの田畑さんはじめ皆さん、東京から駆けつけてくれた東京中部ユニオンの原さん、ありがとうございました。

検温とアルコール消毒をしてイザ！Photo:Arai

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栗原康さんの講演。栗原さんのアナキズム的生き方とアバンギャルド武建一さんのお話。

講演前に気合を入れるために「チキショー」の連呼にはびっくりしました。

「いかに働かないでたらふく喰うのか」と一見労働者を敵に回すような言葉が飛び出し、「親へのおねだりの仕方が旨くなった」と、これまた世の親たちの反感を買うような言葉が飛び交いますが、本人は至って真剣です。講演内容は追ってご紹介します。

Sajuの歌、チベット民謡「セケラソ」、山があっても水は回っていく。どんな困難でも乗り越えられるという「山不転水転」。3曲目は、ゴダイゴのミッキー吉野さんがサージュに贈った曲「Long　way from home」(故郷を遠く離れて）。希望を抱いて故郷を後にし、棘（いばら）の路もあったでしょう、どれだけ失意の日々が過ぎたのか・・悔いなき日々だけが、私を知っている。と歌う優しいメロディーの曲。

木下先生のエンディングコメント。関生弾圧の背景とズバリ！！。そこまで言っていいのかと思うほど思い切りの良いコメントでした。そして、「杉浦監督は労働組合のことは、ほとんど知らない。その人が「棘」を作った！」とのお話に会場がどっと湧きました(笑）♪♪。お墨付きを頂いたようで嬉しくもありました。後姿は司会の酒井さん。手作り衣装がステキでした。

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埼玉会館の正面にデーンと武さんのタテカン！Photo:Arai

かの近代建築の巨匠ル・コルビュジェの弟子、前川國男の作品、埼玉会館。映画「砂の器」で加藤剛がピアノを弾くシーンは、この埼玉会館の大ホール。

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《‘棘男2‘特設ギャラリー》

会場のロビーに、「棘男２」の口絵に使用している武建一さんのポートレートを展示しました。様々な表情を見せる武さんの写真に「撮影していいですか？」というお客様が続出！　　　　　　　　　　　　　撮影したのは、写真家の亀村桂宏さん。谷村新司のプロモーションビデオ、慶応大学の土方巽の映像アーカイヴもてがけています。　　　　　　　　　　　　　★みんなで、上だ下だと写真の配置を考えたのが楽しかった！(杉）

上映会に彩りを添えて下さった皆さん！

福島の農家、吾妻さん夫妻が遠路はるばる駆けつけて下さいました。朝採れのしいたけを差し入れてくれました～！ありがとうございました。女性陣で頂きました。「棘」を仙台で上映して頂いた時からのご縁！福島でも上映したいと嬉しいお言葉！

新宿から来て下さった「風花」の滝澤さん。作家、出版社の方が集まるいわゆる文壇バー。お店の雰囲気が大好きで、よく伺いました。作家の中上健次さんが常連でした。今でもボトルが置いてあります。他には島田雅彦さんや、康芳夫さんも。お店には、武建一さんの評伝「棘」～ひとの痛みは己の痛み～を置いてくださっています。(大好きなママさんです）

大好きな映画監督の足立正生さん！　「映画は上映するだけじゃだめなんだよ、参加した人たち論議することが大切なんだ！」と叱咤激励してくれる！　　　　　　　　　　　1974年パレスチナ解放闘争に身を投じ、1997年にレバノンで逮捕抑留され、3年の禁固刑ののち日本へ強制送還。2006年、赤軍メンバーの岡本公三をモデルにした『幽閉者テロリスト』を発表した。（uplinkのHPより一部転載）

写真左の帽子の素敵な女性は、佐々木美知子さん。通称おみっちゃん。写真家であり、映像編集を経て・・・新宿ゴールデン街の「ひしょう」のママ。・・・は波乱万丈すぎて書ききれない。ネットや書籍でご覧下さい。作品には写真集『日大全共闘』(鹿砦社、2009年)他。

前作「棘」を上映した同じホール、埼玉会館小ホールで開催します。

今回は、ゲストとして、労働界に風穴を開ける若手論客！　栗原康（政治学者・アナキズム研究）さんをお迎えして、新しい労働運動について語って頂きます。また今回も北京の歌姫サージュが大阪から駆けつけてくれ、歌で応援してくれます♪どうぞ、お楽しみに！

10月9日(土）

埼玉会館小ホール

13:30～16:30(開場3:15）

★総合司会：大久保鷹(状況劇場）

★特別講演：栗原康（政治学者・アナキズム研究）

★ミニライブ：Säju　サージュ

主催：「棘２」埼玉上映委員会(ニライカナイ塾）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　問い合わせ：090-4727-6109(杉浦）

武建一委員長の独白本「棘男２」　　　　　　特別販売　著者サイン会！　　　　　　　　　　　　　　会6時間にも及ぶ武委員長へのインタビュー、拘置所での心温まる話、関生弾圧の背景！時空を超えて平林のペンが走ります！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　購入頂いた方に平林猛がサイン致します。

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《特別講演》栗原　康　　　　　　　　　　　　　　　（くりはら　やすし）(政治学者・アナキズム研究）

若手政治学者として注目されている栗原さんは、さいたま市在住。アナキズム運動研究の一環として、田中機械労組など関西の労働者自主管理闘争を高く評価してきた。栗原さんの新著の帯コピーは、「万国の労働者よ、駄々をこねろ」。“団結するためには駄々をこねろ”というユニークな戦術論である。「人間による人間の支配＝現代の奴隷制を廃絶することは、資本資本主義と戦争を廃絶することだ」と檄を飛ばす栗原さんに、武健一の闘う人生に触発されるものを語る。

●プロフィール

１９７９年埼玉県生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。若手政治学者として注目されている。アナキズム運動研究の旗手。著書に『大杉栄伝永遠のアナキズム』『はたらかないで、たらふく食べたいー「生の負債」からの解放宣言』『サボる哲学～労働の未来から逃散せよ～』『死してなお踊れー一遍上人伝』等多数。

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《ミニライブ》Säju　サージュ

北京出身、ハイトーンヴォイスの歌声が心に響く。

大友克洋の映画「スプリガン」の主題歌や、「リターン・トゥ・チャイナ」「Long Way From Home」などゴダイゴとのジョイントなど活躍。チベットでの交通事故で一時は歌手生命の危機に見舞われたが、2008年復帰した。主なアルバムに「realizing-living」「song for myself」、シングル「Jing Ling」「the fall」（日本コロムビア）等多。昨年「棘」埼玉上映会に続き、今回も大阪から駆けつけてくれ、歌で応援してくれます。