11.8「棘」仙台上映会を開催しました

    11月8日紅葉の仙台での「棘」～ひとの痛みは己の痛み。武建一～上映会の報告です！

    映画「棘」は、箱根の山どころか、白河の関も楽々と超えたのでありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会場はコロナ対策で座席は3分の１となり、1日3回上映を行いました。お客様は「関西生コン弾圧は知らなかった」「武さんのファンになりました」という方もいらして、平林ともども、少しはお役にたてたかなと少し安心しました。　　　　　　　　　　　　　

    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　運営の皆様は8月から準備して下さり、街頭ビラ撒きや読売新聞やFM局での告知、労働組合も足しげく通って頂きました。当日は福島からも農家の方を始め多くの皆さんがかけつけてくれました。また、地元からはトラック運転手の組合の委員長さんや、仙台の美術館を守ろうとしている人、西パプアのドキュメンタリー映画を志す青年・・いろんな方が集まってくれました。また、平林専門にアテンドをして下さり、本当に感謝申し上げます。紅葉の広瀬川、仙台ドライブ、牛タンを堪能し、青森リンゴも美味しく、楽しい一日を過ごさせて頂きました。

9年ぶりの仙台。石巻へ行く駅前のバス停は、ボランティアの人達で一杯だったなとか、繁華街は復興工事の人たちで一杯だったなぁとか・・・いろいろ思い出しました。思い出深い仙台で、「棘」上映会を開いて頂き、また新な思い出が出来ました。

「棘」仙台上映会

会期：１１月８日(日)

会場：仙台メディアテーク７階スタジオシアター

主催：「棘」仙台上映実行委員会

●３回上映●

①9:30開場、10:00～11:05上映、11:05～12:00映画監督のトークとディスカッション　　
②13:30開場、14:00～15:05上映、15:05～16:00映画監督のトークとディスカッション
③17:00開場、17:30～18:35上映、18:35～19:30映画監督のトークとディスカッション

★サプライズゲストにご期待下さい！

【仙台上映会のチケット申し込み問い合わせ先】

　☎090-8922-5418（立石）FAX022-262-5144

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仙台メディアテーク　　　　　　　　　〈地下鉄〉南北線勾当台公園駅下車、「公園2」出口から徒歩6分（約450メートル）。
東西線大町西公園駅下車、「東1」出口または「西1」出口から徒歩13分。
東西線青葉通一番町駅下車「北1」出口徒歩15分。

９月６日試写会の感想が送られてきました(一部掲載させて頂きます）

「面白かった」「わからないことが多かった」「生コンミキサー車デモすごい」「組合のストライキで逮捕許せない。みんなのためにやっているのに」「生コン会社で働いていた親戚がいた。もっと知りたいと思った」「徳洲会の徳州とは徳之島のこと、徳田虎雄の歴史も重なる」「武委員長の半生がわかった」「関生の労働組合としての内容がわからないかも」など。

仙台への想い

仙台は3.11の東日本大震災の後に、何度か支援に訪れたことと、「ショートピース！仙台短編映画祭2011」への参加が思い出されます。震災の後であり、映画祭を開催すべきかどうかという問題が発生。東北の映画祭関係者が一堂に集まり、記者会見を開きました。結論は「実施する！」でした。その決意はとても重いことでした。石巻、津波ですべてが流され、海砂が平地を覆い、茶わんやCDのカケラが埋まった地に立ち思ったのは「文化は人を救えない」という事でした。でもこの時の映画祭主催者は、表現者として映画祭を実施しました。辛い時期ではありましたが、映画祭を開催して良かったと今でも思っています。

ショートピース！仙台短篇映画祭2011

映画祭が行われたのが、仙台メディアテークでした。感慨深いものがあります。